首位打者アライズが年俸調停に敗れる 今季の年俸は1060万ドルに

ベネズエラのダニエル・アルバレス=モンテス記者が報じたところによると、ツインズ時代の2022年に続いてリーグをまたいで2年連続首位打者に輝いたルイス・アライズ(マーリンズ)が年俸調停に敗れたようだ。年俸調停権を取得して3年目のシーズンを迎えるアライズは、今季の年俸として1200万ドルを希望していたが、マーリンズは1060万ドルを提示。期限までに交渉がまとまらず、年俸調停が行われた結果、球団側の主張が認められた。よって、アライズの今季の年俸は1060万ドルとなる。

現在26歳のアライズは現在のメジャーリーグで最高のコンタクトヒッターである。パブロ・ロペスとのトレードでツインズからマーリンズへ移籍した昨季は、自己最多の147試合に出場して打率.354、10本塁打、69打点、3盗塁、OPS.862を記録。2年連続で首位打者に輝き、オールスター・ゲーム選出とシルバースラッガー賞も2年連続となった。キャリアで初めてシーズン200安打を達成し、617打席でわずか34三振。あのイチローも認めた巧打者は、6月下旬まで打率4割をキープし、「4割打者誕生か!?」と大きな注目を集めた。

アライズはツインズに在籍していた2022年オフに「スーパー2」として初めて年俸調停権を取得。このときは年俸調停を回避し、212万5000ドルで合意した。しかし、昨オフは610万ドルを希望したのに対して、球団側が500万ドルの提示を譲らなかったため、ツインズと合意できずに年俸調停を行うことに。ただし、年俸調停前にトレードされたため、マーリンズを相手に年俸調停をすることになり、選手側の主張が認められて昨季の年俸は610万ドルとなった。

アライズとの年俸調停が決着したマーリンズだが、まだ救援左腕タナー・スコットとの年俸調停を残している。なお、オリオールズがライアン・オハーンとの年俸調停を回避してオプション付きの1年契約を結んだため、年俸調停を残しているのはマーリンズのスコットのほかに、メジャー全体でアレック・ボーム(フィリーズ)だけとなっている。

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