「CO2排出権取引」装う詐欺容疑で11人逮捕 〝出資額多いほど利益出る〟県内の被害は30人で1億5000万円…全国では16億円【長野】

長野朝日放送

「CO2排出権取引」の名目で客から1100万円をだまし取った疑いで、11人が逮捕されました。このうち9人は駒ケ根市の男性などへの詐欺容疑で先月逮捕されています。

詐欺の疑いで逮捕されたのは資産運用会社の代表を名乗る51歳の男など11人です。警察によりますと2021年、埼玉県の男性に「出資額が多いほど利益が出る」などとうそを言い、CO2排出権取引の保証金名目で400万円をだまし取った疑いが持たれています。

11人のうち9人は、駒ケ根市の60代男性から同様の手口で現金900万円をだましとった疑いで先月、逮捕・送検されています。この詐欺グループは、少なくとも32の都道府県のおよそ360人からおよそ16億円を集め、県内の被害はおよそ30人・1億5000万円に上るとみられます。

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