宮城県で季節外れの暖かさ続く 11地点で2月の最高気温更新 早咲きの梅も開花進む

宮城県19の地点のうち11地点で2月の最高気温を記録しました。

15日も高気圧に覆われた宮城県は、午前中から気温が上がりました。午後4時までの最高気温は名取で21.5℃、仙台で21.1℃、塩釜で21.0℃などとなりました。19地点のうち16地点で今季最高、11地点で2月の観測史上最高を記録しました。

東海林真衣記者「ここ数日の暖かさで梅の花のつぼみがどんどん開き始め、可愛らしい花を咲かせています」

仙台市若林区のせんだい農業園芸センターの早咲きの梅は、例年この時期は数輪しか開花していませんが既に3割から4割の花が咲いているということです。

「本当にに早いなと思って、こんなに急に暖かくなって梅も急に咲いて。もう春も近いのかな」

花の見頃は例年3月下旬ごろですが、この暖かさの影響で3月中旬に早まるとみられています。

一方で、この暖かさに頭を悩ませている人たちもいます。

元木博昭カメラマン「例年1メートルを超える雪の壁がありますが、雪の壁はありません」

栗原市の耕英地区では例年この時期は雪に覆われていますが、その姿が一変しています。

耕英地区でイワナの養殖を営む数又貞男さんも雪の少なさに驚きを隠せません。

数又貞男さん「今までにないくらい雪が少ないですね、もう70年以上生きてますが初めてです」

栗駒山からの雪解け水でイワナの養殖を行う数又さんですが、雪不足が今後の水不足につながらないか心配しています。

数又貞男さん「イワナは水量が無いと酸素が相当必要なので、水が出ないと死んでしまいますね」

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