韓国のEV購入率は中国に遠く及ばず、でも日米よりは高い―中国メディア

中国メディアのIT之家は12日、2023年の韓国の電気自動車(EV)浸透率は中国よりもはるかに低かったが、日米は上回ったと報じた。

中国メディアのIT之家は12日、2023年の韓国の電気自動車(EV)浸透率(購入率)は中国よりもはるかに低かったが、日米は上回ったと報じた。

記事は、韓国国土交通部が発表したデータとして、昨年に韓国人が購入した自動車のうちEVが占める割合が9.3%になったと紹介。「米国(7.2%)や日本(2.9%)、インド(2.1%)などの主要国を上回ったが、中国(22.2%)は大きく下回った」と伝えた。

データによると、韓国で23年に販売された自動車174万台のうちEVは16万2507台だった。購入率では19年の1.9%、20年の2.4%、21年の5.8%より高かったものの、22年の9.7%からはやや低下した。背景には、充電インフラの不足や充電料金の上昇、EV自体の価格の高さなどがあるとみられている。

中国自動車工業協会(CAAM)によると、23年の中国の自動車生産台数は前年比11.6%増の3016万1000台、販売台数は同12%増の3009万4000台で、いずれも過去最高を記録した。このうち、新エネルギー車の生産・販売台数はそれぞれ同35.8%増の958万7000台、同37.9%増の949万5000台で、9年連続で世界一だったという。(翻訳・編集/北田)

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