空き家の解体現場から538万円 持ち主分からず拾った空き家の購入者に交付 岡山県警が2023年の落とし物の件数などまとめる

岡山県警が2023年の1年間に届いた落とし物の件数などをまとめました。倉敷市の空き家の解体現場からは現金538万円が見つかりましたが、持ち主が分からなかったため、拾った空き家の購入者に交付されました。

2023年1年間に岡山県警に届けられた落とし物は、統計を取り始めた1973年以降2番目に多い25万1893件でした。前の年と比べて約14%増えました。

現金の落とし物の総額は3億1319万円で過去最多でした。そのうち、100万円以上の落とし物は8件で、最高額は538万円でした。

倉敷市の空き家の解体現場から見つかったもので、持ち主が分からなかったため、拾った空き家の購入者に交付されました。

現金を拾った人は、空き家の前の持ち主に確認しましたが「覚えがない」と言われ、警察に届け出たということです。

現金の落とし物は、約68%が持ち主のもとに返され、約18%が拾った人に交付されました。

2023年の落とし物の件数は、過去最多だったコロナ禍前の2019年に次ぐもので、岡山県警は新型コロナの5類移行により人の流れが増えたことが原因ではないかとみています。

落とし物の情報は岡山県警のホームページから確認することができます。

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