ヤンキースがトリビーノと再契約 エフロスは背中手術で長期離脱へ

日本時間2月15日、ヤンキースは昨年5月にトミー・ジョン手術を受け、昨季を全休したあとノンテンダーFAとなっていた救援右腕ルー・トリビーノと再契約を結んだことを発表した。契約条件については1年150万ドル+球団オプション1年であることが報じられている。一方、同じくトミー・ジョン手術で昨季を全休した救援右腕スコット・エフロスは、昨年12月に背中の手術を受けていたことが判明。戦列復帰は夏頃になるとみられており、昨季に続いて長期離脱が確実となってしまった。

現在32歳のトリビーノはもともとアスレチックスでセットアッパーやクローザーとして活躍していた投手であり、2022年8月にケン・ウォルディチャック、JP・シアーズらとのトレードでフランキー・モンタスとともにヤンキースに加入。この年はアスレチックスでの39登板で防御率6.47と不振を極めていたが、ヤンキース移籍後は25登板で防御率1.66と復調した。しかし、昨季は右ひじ痛で開幕から故障者リスト入りし、5月にはトミー・ジョン手術を受けることに。シーズンを全休し、ノンテンダーFAとなっていたが、再契約を結ぶことになった。

「ニューヨーク・ポスト」のジョエル・シャーマン記者によると、トリビーノの今季の年俸は150万ドル。来季の球団オプションは年俸500万ドルとなっているようだ。また、今季は15試合、20試合、25試合、30試合、35試合に登板すると各10万ドルのボーナスを獲得でき、年俸と合わせて最大200万ドルを得られる可能性がある。登板数の各条件をクリアすることで来季の年俸も20万ドルずつ上昇し、トリビーノが今季35試合以上に登板した場合、来季の球団オプションは年俸600万ドルとなる。また、来季は完了試合数に応じて最大40万ドルの出来高も設けられているという。

現在30歳のエフロスはメジャー2年目の2022年にカブスで47試合に登板して防御率2.66と好投。同年8月にヘイデン・ウェスネスキーとのトレードでヤンキースに加入した。移籍後は右肩痛による離脱があったものの、13試合で防御率2.13と安定したピッチングを披露。しかし、シーズン終了後にトミー・ジョン手術を受けることが発表され、移籍2年目の昨季は全休となった。今季は開幕から投げられる見込みだったが、背中の手術で再び長期離脱を強いられることに。後半戦の戦列復帰を目指し、リハビリを続けていくことになりそうだ。

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