キャッシュカードは他人に渡さないで!新潟五泉市の男性が740万円の詐欺被害 警察官かたる男が訪問しカードすり替え、始まりは“家電量販店”からの電話

 新潟県警五泉署は2月14日、五泉市の70代男性がキャッシュカード1枚をだまし取られ、銀行口座から現金約740万円が引き出される被害があったと発表した。特殊詐欺事件とみて調べている。

 五泉署によると、1月下旬、男性の自宅に家電量販店の店員を名乗る男から「あなたの娘が買ったテレビの代金が未払いだ」と電話があったほか、池袋署の警察官を名乗る男からも「娘のテレビの件で、捜査が混乱するといけないのでキャッシュカードを使わないでほしい」と電話があった。

 2月4日、警察官を名乗る男が男性宅を訪れ、男性のキャッシュカードと他人名義のキャッシュカードをすり替えた。男性は13日に銀行から「口座に不審な取引がある」と連絡を受けてカードのすり替えに気づき、五泉署に被害を届け出た。

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