大坂なおみが不戦勝で約1年10ヵ月ぶりのツアー8強入り [カタール・トータルエナジー・オープン]

大坂なおみ、相手の棄権で準々決勝進出

現地2月14日、女子テニスの「カタール・トータルエナジー・オープン」(カタール・ドーハ/WTA1000)シングルス3回戦で、大坂なおみ(フリー/世界ランク747位)はレシア・ツレンコ(ウクライナ/同37位)と対戦予定だったが、相手の棄権により不戦勝でベスト8入りを果たした。

昨年7月に第1子となる娘を出産した26歳の大坂は、今季開幕戦となった「ブリスベン国際」(オーストラリア・ブリスベン/WTA500)で約1年3ヵ月ぶりにツアー復帰を果たし、初戦で白星を飾ったものの2回戦敗退。今年最初のグランドスラムとなった「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン)、「ムバダラ・アブダビ・オープン」(アラブ首長国連邦・アブダビ/WTA500)では初戦敗退となかなか勝利を挙げられていなかった。

だが、6年ぶりの出場となった今大会では、初戦で全豪オープン時に敗れている元世界ランク4位のキャロライン・ガルシア(フランス/同21位)を7-5、6-4で破り、約1年11ヵ月ぶりにトップ50から勝利を挙げると、2回戦ではペトラ・マルティッチ(クロアチア/同67位)を6-3、7-6(9)で撃破。持ち前の強打だけでなく、プレッシャーがかかる場面での勝負強さやボールを追う姿にも躍動感が出て調子も上向きになっている。

大坂のツアー8強は2022年3月の「マイアミ・オープン」(アメリカ・マイアミ/WTA1000)以来のこと。準々決勝では復帰戦で敗れている元世界ランク1位のカロリーナ・プリシコワ(チェコ/同59位)と対戦する。なお、この試合に勝利すると、準決勝で第1シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド/同1位)とビクトリア・アザレンカ(同31位)の勝者と対戦することとなる。

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