いいオフシーズンを過ごしたチームは? 3チームが支持を集める

今オフの勝者がドジャースであることに疑いの余地はないだろう。最大の注目株だった大谷翔平を10年7億ドルという歴史的な超大型契約で獲得しただけでなく、山本由伸とも12年3億2500万ドルで契約。ほかにもタイラー・グラスノー、テオスカー・ヘルナンデスといった実力者をチームに加えた。では、ドジャース以外にオフシーズンの動きを高く評価されているチームはあるのだろうか。MLB公式サイトのマーク・フェインサンド記者は各チームの球団幹部の声を集めている。

フェインサンド記者によると、各チームの球団幹部の意見を聞いたところ、3チームが複数人からの支持を集めたという。昨季のナ・リーグ王者であるダイヤモンドバックス、エースを放出しただけでなく超有望株と大型契約を結んだブリュワーズ、積極補強に加えてスター候補生と大型契約を結んだロイヤルズの3チームだ。

あるナ・リーグの球団幹部は「派手さはないが、複数のポジションで堅実な補強を展開し、戦力アップに成功した」とダイヤモンドバックスの動きを高く評価。ルルデス・グリエルJr.と再契約したほか、先発3番手としてエデュアルド・ロドリゲスを獲得し、弱点だった三塁とDHにはエウヘニオ・スアレスとジョク・ピーダーソンを加えた。あるア・リーグの球団幹部は「開幕までにもう1つ、動きがあるんじゃないかと思っている」とさらなる戦力補強が行われることを予想しているようだ。

ブリュワーズは今季終了後にFAを控えていたコービン・バーンズを放出し、若手有望株2選手とドラフト指名権を獲得。ウェイド・マイリーと再契約し、リース・ホスキンスを獲得したほか、メジャーデビュー前の超有望株ジャクソン・チョーリオに8年8200万ドルの大型契約を与えた。あるア・リーグの球団幹部は「チョーリオが期待通りなら、今回の契約によってブリュワーズは今後10年間、コンテンダーで居続けられるだろう。バーンズを放出したのは痛いが、その対価として長期間保有できる若手有望株を獲得できた」と讃えている。

ロイヤルズはセス・ルーゴ、マイケル・ワカ、ハンター・レンフロー、ウィル・スミスなど、FA市場で積極補強を展開した。それに加え、メジャー3年目を迎える正遊撃手ボビー・ウィットJr.と11年2億8877万7777ドルで契約延長。あるア・リーグの球団幹部は「ミルウォーキーとカンザスシティは、チョーリオとウィットJr.を長期にわたって引き留めることができたというだけで高評価に値する」とした。

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