【昭和区】絶品「カツサンド」のサクサクとした音色を楽しむ 乃木坂46・佐藤楓の音集め旅

カツサンド

ふと耳を傾けると、そこにはその町でしか聞くことのできない音色がある。愛知県出身、乃木坂46の佐藤楓が、その町でしか聞く事のできない「オンリー1の音色」をキーワードに音集めの旅に出かけます。

乃木坂46・佐藤楓

今回訪れたのは都心に近く、鶴舞公園をはじめとして自然も多く残る名古屋市昭和区。多くの大学が集まる名古屋市有数の文教地区であり、住宅地としても人気のエリアで音集めです。

隣の店とコラボした人気メニュー「カツサンド」の音色

サクサクのトンカツ

「珈琲家 比呂野」は昭和区民にはお馴染みとなっている「比呂野」グループの珈琲店。すぐ隣に店を構える「とんかつ家 比呂野」とのコラボで作る「カツサンド」が人気です。

「珈琲家 比呂野」で「カツサンド」の注文が入ると、スタッフが空っぽの皿を持って隣の「とんかつ家 比呂野」へ向かい、トンカツを注文。カラリと揚がったトンカツに特製の味噌だれやソースをたっぷりとつけ、コーヒー店へと運ばれていきます。

カツサンドの仕上げはコーヒー店で。揚げたてのトンカツを分厚い食パンで挟み、包丁でカットすれば、ざくりと心地よい音とともに、美しい断面が姿を現します。肉はロースとヒレ、味付けはソースと味噌から選べる「比呂野」のカツサンド。隣り合う店舗の強みを生かしたおいしい音色が厨房に響きます。

100年近くにわたり子どもたちを笑顔にする「木のおもちゃ」の音色

木のおもちゃ

昭和区にある「平和工業」は木のおもちゃを作る老舗のおもちゃメーカー。1926年の創業以来、100年近くにわたり、子どもたちに安全で木の温もりを感じられるおもちゃを作り続けています。

おもちゃ作りは色鉛筆でデザインを描くところからスタート。デザインが決まると、絵をもとに木工場で加工が行われます。木のおもちゃに使われるのは木肌がきれいで目が整っているブナの木。電動のこぎりで丁寧に切り出し、ルーターと呼ばれる機械で角に丸みをつけます。その後、エアーできれいに木くずを飛ばして組み上げたら完成です。

木のパーツを動かすと、コトリコトリと優しい音色が響き渡ります。

濃厚な味噌だしでじっくりと煮込む「味噌おでん」の音色

地下鉄・八事駅の近くにある「美ゆき」は、定番名古屋めし「味噌おでん」の有名店。1957年に八事駅近くの屋台からスタートしました。人気の秘密は創業以来継ぎ足し続けた濃厚な味噌だしにあります。一番人気のメニューは、多い日で120本売れることもあるという大根です。愛知県産のまるまると太った大根を、やや斜めにカット。大きな鍋でコトコトと下ゆでしてから、味噌だしでじっくりと煮込みます。

大根だけでなく、3日間仕込む玉子も好評の一品。67年間継ぎ足された秘伝の味噌が染み渡り、「美ゆき」でしか味わえないおいしさが生まれます。

幸せを刻む「シルバーリング」の音色

閑静な住宅街の中にある「富貴福堂」は、昭和区で65年続く老舗のジュエリー工房。工房内では「あいち技の伝承士」や「ものづくりマイスター」に認定された熊澤明和さんがシルバーリングの製作にとりかかっていました。

結婚記念日や成人祝いなどの記念にオーダーする人が多いのがシンプルなプレーンリング。素材を叩くところからはじまり、焼き入れ、やすり掛けでの成型、ヘラ掛けでの磨きなど全部で7つの工程を経て、約2時間かけて仕上げられます。仕上げに石をはめたらオーダーリングの出来上がり。素敵な記念の品は、職人が奏でる音と共に作られています。

実力派フランス人シェフが生み出す本格的な「バゲット」の音色

バゲット

「ル・プルジール・デュ・パン」は多くのパン好きに愛されている昭和区のベーカリー。フランス出身のオーナーシェフであるヴノン・ニコラさんが焼く本格的なバケットがおいしいと人気を集めています。

ヴノン・ニコラさん

ヴノン・ニコラさんは、2010年にパリで行われたバゲットコンクールで3位に入賞した実力派シェフ。2022年に妻の出身地である昭和区に移転してきました。

大きなミキサーでしっかり練り上げた生地は、1本ずつ丁寧に成型してから発酵機へ。一晩かけてじっくり発酵させることで、小麦本来の風味を引き出します。生地作りに時間をかけるため、営業は週4日のみ。香ばしく焼き上げられたバケットは、今日も多くのお客さんを笑顔にしています。

(2024年1月29日~2月2日放送 テレビ愛知「乃木坂46 佐藤楓 音色遺産」より)

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