暖かくても「寒の戻り」に注意 この先気温の変動大きく 気象庁1か月予報

 

 気象庁は15日(木)、向こう1か月(2/17~3/16)の天候の見通しを発表した。全国的に期間のはじめは、気温がかなり高くなる見込み。ただし、2週目(2/24~3/1)は北日本でかなり低くなる所があり、西日本は平年並みか低く、沖縄・奄美は低くなる予想で、気温の変動が大きくなりそうだ。

 低気圧などの影響を受けやすいため、降水量は北・東・西日本で多く、日照時間は東日本の太平洋側で少なく、北・西日本の太平洋側で平年並みか少ない見込み。降雪量は、冬型の気圧配置が弱いため、北・東日本の日本海側で少なくなりそうだ。

■低温に関する早期天候情報

 北海道の気温は20日(火)ごろまで、寒気の影響を受けにくいため平年並みか高い日が多く、かなり高い日もある見込み。その後は、寒気の影響を受けやすくなるため低い日が多く、22日(木)ごろからの5日間ほどは、かなり低くなる可能性がある。このため、札幌管区気象台は「低温に関する早期天候情報」を発表し、農作物の管理に注意するよう呼びかけている。また、北海道はこの先2週間ほどは気温の変動が大きくなるため、雪の状況の変化などにも注意が必要となる。

■早期天候情報とは
 原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の6日後から14日後までを対象として、5日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30%以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表される。

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