米オキシデンタル、第4四半期は予想上回る黒字 生産拡大

Sabrina Valle Sourasis Bose

[14日 ロイター] - 米石油・ガス大手オキシデンタル・ペトロリアムが14日発表した第4・四半期決算は予想を上回る黒字となった。生産高が過去3年で最大となったほか、支出も削減した。

米国の石油・ガス生産は増加傾向にあるが、企業は株主からの要求に応え、コスト削減と掘削効率の改善を進めている。

同社は今月、四半期配当を22%引き上げ1株0.22ドルとした。今年の設備投資は約49億ドルと、昨年の50億ドルをわずかに下回る見通し。

ビッキー・ホルブ最高経営責任者(CEO)は「株主に長期的な価値を提供することを引き続き重視している」と表明した。

同社は今年の石油・ガス生産量がわずかに増加し日量125万石油換算バレルになると予測。米国のパーミアン盆地とロッキー山脈で生産性が向上する見通しという。メキシコ湾の生産量は若干減少する見込み。

第4・四半期の生産量は日量123万4000石油換算バレル。前年同期を7000石油換算バレル上回った。

原油の平均実勢価格は前四半期から約2%下落し1バレル=78.85ドルとなったが、生産拡大で価格下落を補った。

低炭素事業の予算は6億ドルで据え置いた。

第4・四半期の1株利益(調整後)は0.74ドル。LSEGのデータによると、市場予想は0.71ドルだった。

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