Honda、水中ドローンのコンセプトモデルを世界初公開。洋上風力発電施設の施工・メンテナンス作業を想定

2050年のカーボンニュートラルの実現に向けて、クリーンエネルギーの創出は重要であり、その中でも洋上風力発電の発電量が今後大きく伸びることが予測される。

Hondaは洋上風力発電施設の施工・メンテナンスに貢献することを目指して、ASIMOをはじめとするロボティクス研究で培った技術を活用した水中ドローンの研究開発を行っている。今回、研究開発中の水中ドローンと、その活用事例を紹介するという。

水中ドローンコンセプトモデル

作業中の姿勢を自動でコントロールし、作業操作性が向上

洋上風力発電のメンテナンスなど、水中作業を行う遠隔操作型の水中ドローン。操縦者のマニピュレーター操作に合わせて、ROVが自動で移動・旋回するHonda独自の「マニピュレーター・ROV協調制御」や、浮心と重心のずれを自動で制御することでROV本体の姿勢を保つ「浮心・重心制御機構」、水流から受ける力を軽減する「流体抵抗低減ボディー形状」により、操縦者は水流などの外乱に影響を受けず、ROVを利用した高度な作業が可能だという。

水中ドローン活用事例

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