千年の歴史ある木版年画、辰年の新作が完成 中国河南省開封市

千年の歴史ある木版年画、辰年の新作が完成 中国河南省開封市

 【新華社開封2月15日】中国河南省開封市の開封木版年画博物館は辰(たつ)年の春節(旧正月)期間に、木版年画の新作「竜騰盛世」を発表した。

 辰年の木版年画は発売と同時に市民の人気を集め、多くの親子連れが同博物館を訪れ、年画の刷り体験をし、民間の習俗に関する話を聞くなどしている。

 開封の木版年画は北宋時代に始まり、2006年に第1次国家級無形文化遺産リストに登録された。門神(家の左右の門扉に貼る神像)や神祇(じんぎ、天の神と地の神)など中国の伝説を主題として描かれることが多く、ふくよかな構図と古風で素朴な表現、鮮やかな色彩が特徴となっている。(記者/楊琳)

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