泉房穂氏、西村康稔氏の〝対抗馬〟説を否定 立ち位置を説明、選挙に出馬でなく「世論喚起」の脚本家で

兵庫県明石市の前市長で弁護士の泉房穂氏が15日、自身のX(旧ツイッター)を更新。政治資金パーティー裏金事件の渦中にいた自民党の旧安倍派〝5人衆〟の1人で、同じ明石出身である西村康稔前経済産業相の対抗馬として兵庫9区から出馬する可能性に言及した報道を踏まえ、「世論喚起」を自身の役割とした立ち位置を説明した。

泉氏は、この日配信された文春オンラインの「西村康稔の対抗馬ってホント?」という見出しの記事を添付してXに投稿。同誌に〝直撃取材〟された記事で、泉氏は「先のことは完全に未定」とした上で、「自分自身が役者でやってしまうと、できることが限られるから。一歩引いた脚本家のほうが向いてる」とコメント。「役者」(議員)ではなく、政権交代や社会変革のシナリオ(プラン)を描く「脚本家」志向であることを明言している。

同記事を踏まえ、泉氏は「『選挙に出ないのか』とよく尋ねられるが、今の私の役割は、まずもって『世論喚起』。社会は変えられる。選挙も勝てる。国民負担増なくしての少子化対策も可能。テレビに出演したり、本を出版したりしながら、〝あきらめ〟を〝希望〟の世論に変えていくのが、今の私の役割…」とXに投稿した。

その〝脚本家〟として、泉氏は政権交代の見通しについて同日付のX投稿で「『明治維新』に匹敵する『令和維新』であり、衆議院総選挙で3回続けて過半数を取れば、それは可能。過半数については、『このままの政治でいいチーム』対『国民の味方チーム』の〝一騎打ち〟に持ち込めれば、一瞬で取れる。そんなに難しいことだとは思っていない…」との見解をつづった。

(よろず~ニュース編集部)

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