四国でも【春一番】 昨年より4日早く

 高松地方気象台は15日(木)午後、四国で「春一番」が吹いたと発表した。昨年に比べて4日早い発表となった。きょう(木)は、北陸や関東でも春一番が吹いたと発表があった。

 日本海で低気圧が発生し発達しながら東に進んでいる。四国は低気圧に向かって南よりの風が吹き、きょう(木)は豊後水道や紀伊水道を中心に10メートルを超える風が吹いた所があった。午後3時までの最大瞬間風速は、室戸岬(高知)で南西20.4メートル、日和佐(徳島)で西17.7メートルなど。また、暖かい空気が流れ込み気温が上昇し、午後3時までの最高気温は、松山で21.9℃、徳島で20.0℃を観測している。

■春一番について
 春一番は、立春から春分の間に低気圧が日本海を進み、暖かな南風が強く吹き、前日より気温が上昇した最初の日に発表される。気象庁では、九州から関東にかけて春一番の発表をするが、基準を満たさず発表されない年もある。なお、四国地方における春一番は、以下を基本として総合的に判断を行い発表している。

・期間は、立春~春分までの間。
・低気圧が日本海付近にあって発達し、南よりのやや強い風が吹く。(最大風速:概ね10メートル以上)
・最高気温が前日より高くなる。

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