東海道新幹線で荷物輸送「東海道マッハ便」4月以降開始へ 「こだま」活用する即日荷物輸送

東海道新幹線「こだま」号を用いた荷物輸送サービスを4月以降展開(写真:T2 / PIXTA)

JR東海とジェイアール東海物流は15日、法人向けの新たな荷物輸送サービス「東海道マッハ便」を始めると発表しました。

新幹線「こだま」の11号車にある業務用室を活用し、東京~名古屋・新大阪駅間で即日荷物輸送を行うもの。運べる量は「1回あたりおおむね段ボール40箱相当(3辺合計120cm)」です。荷物は医療関係品や精密機械部品、生鮮食品などを想定しています。

サービスイメージ(画像:JR東海)

名称は「こだま」が音に関係することに着想を得たもので、速さを想起させる言葉から音速を表す「マッハ」を採用。また荷物輸送サービスと親和性の高い「便」の字と組み合わせることで、東海道新幹線を用いた速達性に優れる荷物輸送サービスであることを表現したといいます。

サービス開始は2024年4月以降、準備ができ次第となります。また今後はJR各社と協業し、山陽新幹線や東北新幹線など、複数の新幹線に跨った荷物輸送サービスを提供するとしています。

全国に広がる新幹線荷物輸送(画像:JR東海)

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