「ソン・フンミンの顔に拳を飛ばしたという内容は事実と異なる」韓国を揺るがす“卓球事件”、イ・ガンイン側が反論「まず謝罪をした方が正しいと思ったが...」

韓国サッカー界を揺るがしている“卓球事件”について、パリ・サンジェルマンに所属する韓国代表MFイ・ガンインの代理人が、記事の内容について反論した。韓国メディア『MBC NEWS』などが一斉に伝えている。

韓国の複数のメディアが前日に伝えたところによれば、アジアカップ2023でベスト4敗退に終わった韓国代表に事件が勃発したのは、敗れた準決勝ヨルダン戦の前日だった。夕食を早めに食べ終わったイ・ガンインら若手が卓球をして騒いでいたところ、チームの和を乱す行為だと問題視した主将のソン・フンミンが注意。そこからベテラン組も加わって激しい口論となり、激怒したソン・フンミンに襟首を掴まれたイ・ガンインがヒットしなかったものの、なんとパンチを繰り出したという。

チームメイトがふたりを引き離し中で、ソン・フンミンが指を脱臼。実際、トッテナムに帰還後の試合では、指にテーピングを巻いていた。

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渦中のイ・ガンインはSNSで、次のように謝罪した

「アジアカップの準決勝を前にソン・フンミンと口論になったという記事がありました。いつも代表チームを応援してくださるサッカーファンに大きな失望を与えてしまい、本当に申し訳ありません。兄(先輩)たちの言葉に率先して従うべきでしたが、サッカーファンに悪いイメージを与えてしまい、申し訳なく思っています。失望させてしまった多くの方々にお詫び申し上げます。ファンのみなさんが私に抱いている関心や期待は十分承知しています。これからは兄たちの助けとなり、より良い選手、より良い人間になれるように努力します」

そして翌日の15日、イ・ガンインの代理人が声明を出し、「事実と異なる内容が拡散し、メディアで報道されている」と主張した。

「ソン・フンミンがイ・ガンインの首筋をつかんだとき、イ・ガンインがソン・フンミンの顔に拳を飛ばしたという内容は事実と異なる。また、イ・ガンインが卓球をしていた時、年配の選手も一緒にいたし、彼は以前から卓球をしていた。イ・ガンインが紛争の中心にあったので、具体的な経緯を明らかにするよりもまず謝罪をした方が正しいと思ったが、事実と異なる部分は修正したい」

イ・ガンインが拳を振り上げたというのは、果たして捏造だったのか。この一大スキャンダルは、まだ収拾とはいかないようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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