宮若市長、27人が被害訴え 市職労がパワハラ調査

福岡県宮若市議会の調査特別委員会で証人尋問を受ける塩川秀敏市長=15日午前

 福岡県宮若市の塩川秀敏市長(75)が職員にパワーハラスメントを繰り返したとされる問題で、市職員労働組合が実施したアンケートに回答した職員のうち、19.6%に当たる27人が被害を訴えていたことが15日、関係者への取材で分かった。塩川氏の辞任を求める声も相次いだ。

 アンケートは昨年12月、再任用職員を含む237人を対象とし、58.2%に当たる138人から回答を得た。市長から「女性は子どもを3人産んで一人前」「死ぬ気で働け」と言われたり、サービス残業を強要する言動があったりしたとの申告が続出。

 また、回答者のうち61.6%がハラスメント行為を見聞きしたことがあると回答した。

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