キャップで今どきスパイスを効かせて!ジジ・ハディッドらの「こなれコーデ」3選【ロンドンSNAP】

ロンドン在住ライターが取り入れるだけでコーデを今っぽくアップデートしてくれる、最新の着こなしをお届けします。今回はトレンドライクな着こなしにマストな「抜け感」をもたらすキャップにフォーカス。パリにオープンしたばかりの、セルジュ・ゲンズブールの美術館「メゾン・ゲンズブール」についてもご紹介します!

ミニマルコーデにレトロなアクセント♡おしゃれなテイストミックスを完成

モデルのジジ・ハディッドは、ユニセックスなオーバーサイズ・レザージャケットにロングボボトム、というお得意のシンプルなスタイリング。インナーにクロップド丈のタンクトップを選び、ヘルシーな肌見せで全身に軽やかさを添えています。手に持ったレザーのバッグとシューズがクラシカル。そこへスポーティ&レトロなキャップを被ってツイストの効いたファイナルタッチを加え、洗練されたミニマルスタイルに異なるテイストをミックス。シックなだけでなくこなれ感も漂う、今っぽい装いを完成しています。

モードな装いのハズし役に!トーンを合わせることがスッキリ見えのコツ

ビスチェや太&長めベルト、肩のフリルなど、エッジーなディテールが目を引くトレンチコート風デザインのアウトフィット。ロング丈で着こなしが難しそうなアイテムですが、スカーフやキャップ使いで視線を上に集中されることでスッキリ、バランスよく仕上げています。モードな一着にカジュアルなキャップを加えることで抜け感が加わり、ストリートに似合うリアルなスタイルに導いて。艶ありレザーのボックスバッグが全身をグッと格上げしています。

一点投入でシンプルシックの洒落感をアップ!

旬のグレーデニムにブルーのデニムジャケットを合わせオーバーサイズなコートを羽織った、ジェンダーレスなムードのカジュアルコーデです。こんなシンプルなアイテムのレイヤードはディテールにこだわることでグッと今どきな雰囲気に。キャップはデニム素材を選び、後ろ前に被ることでレトロ感を後押し! さらにスニーカーと同色の白ソックスをチラ見せさせることで今っぽく。ミニマルコーデに遊び心を加え、トレンドライクにアップデートしています。

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ジェーン・バーキン&ゲンズブールの世界に浸る美術館がパリにオープン

ロンドンから高速鉄道「ユーロスター」で気軽に訪れられるパリ。その左岸・サンジェルマンに、永遠のスタイルアイコンであるジェーン・バーキンとセルジュ・ゲンズブールの息吹きを感じられる美術館「メゾン・ゲンズブール」が2023年9月のオープンしました。

ヴェルヌイユ通りに開館した美術館は、1969年から22年間、ふたりが住んでいた邸宅の目の前。ゲンズブールの自筆譜や愛用品、ジェーン・バーキンに関するアイテムなどが所狭しと年代別に並び、ブック&ギフトショップやピアノバー「Le Gainsbarre」を併設しています。

邸宅は美術館と合わせて予約すれば見学可能。昨夏、突然のジェーンの訃報に心痛めたファンも多いはず。ぜひ訪れて、改めて彼女の偉大なスタイルを確かめてみては?

メゾン・ゲンズブール

Senior Writer:神田朝子

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