鳥大病院の再整備へ 隣接の「湊山公園の一部」提供する方針を米子市が示す

鳥取県米子市にある鳥取大学医学部附属病院が、2030年の着工を目指す新病棟などの建設について、米子市が病院に隣接する湊山公園の一部を用地として提供する方針を示しました。

鳥大病院の再整備を巡っては、建物の老朽化に加え、敷地の一部が土砂災害警戒区域に指定されていることなどから、2023年11月、鳥取大学が新しい病棟の建設などのため隣接する米子市の湊山公園の一部使用を求めて要望書を提出しました。

13日に開かれた市議会総務政策委員会で、米子市は、鳥取県唯一の特定機能病院として高度な医療を提供する鳥大病院の重要性などから、湊山公園の一部を用地として提供する基本方針を示しました。

ただ、提供する用地の場所や有償か無償かなどは未定で、今後、覚書の締結に向けて調整を進めるとしています。

米子市は、2026年度に用地提供に関する基本契約を締結し、2028年度に用地を提供する方針です。

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