中国代表新監督は今月中に決定か、「アジアサッカーにも造詣が深い人物」―中国メディア

中国スポーツメディアの直播吧は15日、サッカージャーナリストの話として、サッカー中国代表の新監督は今月中に決まる予定で、アジアサッカーにも造詣が深い人物だと報じた。

サッカーのアジアナンバーワンナショナルチームを決めるAFCアジアカップ2023のグループステージ(GS)で敗退した中国代表。アレクサンダル・ヤンコビッチ監督(51)の更迭は既成事実のようだ。

中国代表は、カタールで1月から2月にかけて開催されたアジア杯のGSで、2分け1敗の勝ち点2でグループ3位。ノックアウトステージ(決勝トーナメント)に進出できる各組3位のうち成績上位4チームに入ることができず、敗退が決まった。中国がアジア杯のGSで1勝もできず、1得点もできなかったのは史上初という。

セルビア出身のヤンコビッチ氏は18年から中国の年代別代表で指揮を執り、23年2月からフル代表を率いてきた。

中国のスポーツメディアの直播吧は15日、1995年から中国サッカーを取材しているジャーナリストの秦雲(チン・ユン)氏の話として、新監督は今月中に決まる予定で、アジアサッカーにも造詣が深い人物だと報じた。

中国代表の次期監督をめぐっては、クロアチア出身のブランコ・イバンコビッチ氏(69)が有力と報じられている。同氏は、母国代表のアシスタントコーチとして頭角を現し、イラン代表のほか、中国、サウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)、イランでそれぞれクラブチームを率いるなどアジアのサッカーにも精通している。先のアジア杯ではオマーン代表を指揮したが、GS敗退を受け代表監督の座を追われた。(翻訳・編集/柳川)

© 株式会社 Record China