ウッズはPGAツアーの新提携をどう見る? 「最高のツアーを作る手助けに」

プロアマ後の記者会見でPGAツアーの新提携について言及したタイガー・ウッズ(撮影/谷口愛純)

◇米国男子◇ザ・ジェネシス招待 事前(14日)◇リビエラCC(カリフォルニア州)◇7322yd(パー71)

PGAツアー(米ツアー)は1月末、投資グループ「ストラテジックスポーツグループ」(SSG)と提携し、商業ベンチャー「PGAツアーエンタープライズ」を立ち上げることを発表した。これに対し、タイガー・ウッズが記者会見の場で「最高のツアーを作る手助けになる」との見解を明かした。

SSGは、サッカープレミアリーグのリバプールFCや、MLBのボストン・レッドソックスなどを所有する「フェンウェイスポーツグループ」の傘下にある。ゴルフ人気を高め、選手の収益を上げることを目的に、PGAツアーエンタープライズへの15億ドル(約2200億円)超の投資を発表していた。

「我々は最高のエンターテインメントを提供しようとしている。そのためには最高の選手にプレーしてもらわなければならない。SSGが持つコンソーシアム(共同事業体)や、パートナーは非常に魅力的だ。素晴らしいリーダーシップを発揮してくれるはず」と期待を寄せた。

PGAツアーにおいては、昨年6月に和解へ転じたLIVゴルフを支援するサウジアラビア政府系の投資ファンド「パブリック・インベストメント・ファンド」(PIF)と資金受け入れなどについて交渉をスタート。当初の交渉期限だった昨年末を過ぎた現在も合意には至っていない。

ウッズはLIVに移籍した選手への対応についても触れ、「あらゆる選択肢を検討している」とコメント。「残った選手にとってどのような影響があるか。毎日、毎週のように話し合いが行われている」と明かした。(カリフォルニア州パシフィックパリセーズ/谷口愛純)

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