確定申告で副業がバレない方法はある?会社にバレる2つの理由

近年、テレワークの普及や働き方改革により、副業を始める人が増えています。

副業収入が一定額を超えていると、確定申告が必要になります。

中には「確定申告で副業がバレるのではないか」と疑問に感じている人もいるのではないでしょうか?

この記事では、副業の確定申告について解説します。

副業はいくらから確定申告が必要なのか

サラリーマンが副業で得られる所得は、主に以下の3種類に分類されます。

  • 給与所得:副業先の会社から受け取った給与(パ―ト・アルバイトなど)
  • 雑所得:クラウドソーシングやフリマアプリなどで得た収入
  • 不動産所得:住宅の貸付などで得た収入

上記いずれかに該当している場合、副業で得た所得が20万円を超えたら確定申告が必要です。

確定申告の際には、本業の所得と副業の所得を合算して所得税を再計算します。

確定申告で副業がバレるのか

確定申告をすることで、本業の会社に副業はバレるのでしょうか。

基本的に「副業は会社にバレる」と考えておくとよいでしょう。

副業がバレる理由の1つは、住民税の増加です。

通常、住民税は、給料から天引きされる形(特別徴収)で納付しています。

住民税は一律に課せられる「均等割額」と、前年の所得に応じて課税される「所得割額」の合計で計算されます。

副業によって所得が増えると、住民税の納付額(所得割額)が増えるため、会社にバレてしまいます。

また副業でパートやアルバイトをする場合、社会保険への加入が必要になることがあります。

複数の勤務先で社会保険へ加入する場合、本業と副業を合算した金額をもとに計算された保険料の通知が、本業の勤務先へ届くことでバレてしまいます。

確定申告をしないとどうなる?

副業がバレるのを避けるために確定申告をしないと、どうなるのでしょうか。

無申告加算税などのペナルティが課せられ、会社にバレる以上のリスクがあると考えておきましょう。

副業の所得が20万円を超えている人は、2月16日から3月15日までの間に必ず確定申告を行うようにしましょう。

あわせて読みたい

確定申告については、こちらの記事も参考にしてください。

無職の人や学生は確定申告が必要? 学生は年収130万円以内なら不要

保険金を受け取った場合は確定申告が必要?火災保険・自動車保険・傷害保険・入院保険・死亡保険で異なる

【アルバイト】確定申告が必要な年収は?掛け持ちをしている場合はどうすればいい

© 株式会社ウェブクルー