「お砂場アートがすぎるのでは…」たまたま通りがかった公園でとんでもない砂場アートに遭遇 ⇒「子ども泣くぞ」「野生のプロ」と11万いいね

公園の砂場に出現した、すさまじい形相の巨大な鬼の顔。SNSで注目を集めています。

これはフリーランス編集者のRika(@tonarika_edit )さんが2月7日、X(旧Twitter)に投稿したものです。
「通りがかった公園にて。お砂場アートがすぎるのでは……」とした上で「どうやって作ったんだろう」と不思議がっています。
砂一面に盛り上がった、恐ろしい形相の鬼の顔。横から見ると立体的で、口の先や眉間の皺など造形が細かい!
顎のほうから見るとちょうどギョロリと大きな目で睨まれているように見えますね。
子どもが見かけたら泣いてしまうかも……と心配になるほど迫力満点の砂場アートです。

RikaさんがXに投稿した「砂場アート」の画像 / Via Twitter: @tonarika_edit
RikaさんがXに投稿した「砂場アート」の画像 / Via Twitter: @tonarika_edit

制作したのは砂場アートで有名な「美術革命軍」

この大迫力の砂場アートは、美術革命軍(@GflKqRLPD864105 )というグループの作品でした。砂場に立体的なアートを施して、たびたびSNSで話題になっています。
BuzzFeedでも2023年6月に「 公園の砂場に突如現れた“顔”にネット騒然 」という記事を掲載しています。
今回の作品を「どうやって作ったんだろう」と不思議がったRikaさんに「こんな感じです」と美術革命軍がリプライを返していました。
添付された写真には仏像の写真を柵に貼って見本にしつつ、夜間にシャベルで鬼の顔を作っている途中の様子が写っていました。

今回の作品は、節分の2月3日夜に都内の公園で制作されたものでした。翌日に関東地方が大雪になったことで、見事な雪化粧で迫力が増した姿もSNSで話題になっていました。

作品のテーマは「節分の日に追い払えなかった鬼」だった

BuzzFeed Japanが、美術革命軍に取材したところ、今回の作品は「節分の日に追い払えなかった鬼」をテーマに作成したということでした。
詳しい一問一答は以下の通りです。
――今回の作品にはどんな思いを込めましたか?
この作品は節分の日に追い払えなかった鬼を砂場に制作しました。子どもたちが豆を撒いたり、壊したりすることで節分という文化を感じながら楽しんでもらいたいという思いで作りました。
――翌日の雪で白く雪化粧した姿もSNSで話題になっていますね!
子どもが楽しんで壊すことや、自然現象による風化は、作品の意図の一つで大歓迎なので、今回雪という自然現象でまた違った面白さを感じてもらえて、うれしく思っています。
――作品を作る場所として「公園の砂場」を選ぶようになった理由はなんですか?
今の美術の近寄りがたいイメージを払拭して、美術をより多くの人に楽しんでもらうために、アトリエでの制作やギャラリー、美術館での展示とは違った形で展開したいと考えたからです。

「野生のプロ」「妖気を感じる」ネットでも大反響

あまりにクオリティの高すぎるアートは、ネットでも大反響。Rikaさんの投稿は2月13日時点で11万件を超える「いいね」を集めました。
💬「子ども泣くぞwww」
💬「クオリティ高過ぎる」
💬「すごい 野生のプロの方がいらっしゃる」
一瞬びっくりするほどの圧倒的な芸術作品。子ども達が芸術に触れる良い機会になったかもしれませんね!

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