中3自殺はいじめと関連、大阪 門真市教委・第三者委が認定

 2022年に大阪府門真市立中の当時3年の男子生徒(15)が自殺し、原因を調べた市教育委員会の第三者委員会が、生徒の自殺は同級生からのいじめと密接に関連があった、とする報告書を昨年12月にまとめていたことが15日分かった。母親が府庁で記者会見して明らかにした。

 母親は「加害者を絶対に許さない。一人の命を奪った罪を背負って生きてもらう」と涙ぐんだ。加害生徒から謝罪はないといい、同席した松森美穂弁護士によると、市や加害生徒に損害賠償を求める訴訟を起こす方針。

 報告書によると、生徒が中1から中3にかけて受けた計62件の行為をいじめと認定。同級生10人超が関与しているとした。

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