「『ブラタモリ』女子アナの報道番組担当に疑問」立憲・小西氏の“こじつけ”に非難轟轟「ただの女性蔑視」「誹謗中傷では」

2月14日、NHKは『ブラタモリ』のレギュラー放送を終了すると発表した

2月15日、立憲民主党の小西洋之参院議員が、自身のXを更新。

《ブラタモリの大ファンでしたが、番組と無関係の話ですが、タモリ氏と共演の女子アナがニュース9やクローズアップ現代のキャスターを務めていることは課題があります。報道番組のキャスターは長年に渡る専門的な訓練と研鑽を積んだ選び抜かれた報道記者を配置するのが放送局の当然の責務と考えます》

と、NHK『ブラタモリ』の通常放送が終了するというニュースを引用し、投稿。続けて

《そうでなければ、現下の自民党の裏金事件などに太刀打ちすらできないでしょう。

現に、ニュース9は毎晩国会での断片的なやり取りを伝えているだけで、報道機関としての独自の事件の本質に迫る調査報道など全く存在しません。これでは受信料を国民視聴者に求める資格はないと言わざるを得ません》

と、持論を展開した。

『ブラタモリ』のアシスタントを経験した桑子真帆アナは『クローズアップ現代』、林田理沙アナは『ニュースウオッチ9』でキャスターを務めている。なお、林田アナは2024年3月末で同番組を卒業し、土曜日の『サタデーウオッチ9』メインキャスターに就任する。

この小西氏の投稿に対しSNSでは

《それ、NHK含め全ての局ですよね。アテンション狙いが浅はかさを醸し出して…》

《それをご指摘なさるならまずは「クローズアップ現代」でしょう。国谷裕子さんご担当の頃とは全くの別物》

など、賛同を示す意見もあるものの、大方はこの“こじつけ”に批判的だ。

《NHKを批判したいなら、もっと論理的な批判であるべき。ただの女性蔑視にしかなってない事に 気付かないんですか? 有馬さんや武田さんは男性だから有能って事なの?》

《現役国会議員が番組のキャスティングにまで口を出すのか… 立憲民主党が与党になれば報道の自由はなくなり独裁国家まっしぐらだなw》

《発言内容や仕切り方が、自身の感覚とあわないだけではないですか? コレは、ブラタモリ出演アナウンサーへの誹謗中傷に当たるのでは?》

「小西氏は官僚出身で、郵政省・総務省を経て、2010年の参院選で初当選。現在は3期めです。以前から過激な発言、問題発言が多いことで知られ、2014年にはNHKの経営委員メンバーだった作家の百田尚樹氏らの罷免を要求したこともあります。また2021年には、同僚議員の国会での大臣への質問の事前通告がなかったと指摘され『ウソでいいから、口頭でいいから』と促したことが問題となりました」(週刊誌記者)

とくに大きな注目を集めたのが、2023年2月からの「総務省内部文書」に関する一連の騒動だ。

「小西氏は、安倍政権時に放送法の解釈があったとする総務省の内部文書を公表。これを『怪文書』『捏造』とする自民党・高市早苗氏と全面対決しました。その後、衆議院憲法審査会を『毎週開催はサルがやること』という発言が問題視され、小西氏は謝罪。党からは憲法審査会野党筆頭幹事を事実上、更迭されるなどの処分を受けています」(同前)

しばらくおとなしくしていた小西氏だったが、いよいよ黙ってはいられなくなったのか。「口は禍の元」とも言うが――。

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