甲府、敵地でのACL決勝T初戦で3失点…蔚山現代に先勝を許す

AFCチャンピオンズリーグ(ACL)・ラウンド16ファーストレグが15日に行われ、蔚山現代(韓国/F組2位)とヴァンフォーレ甲府(日本/H組1位)が対戦した。

クラブ史上初めてAFCチャンピオンズリーグ(ACL)に参戦している甲府は、昨年に行われたグループステージを3勝2分1敗で首位突破。一方の蔚山はグループFを3勝1分2敗の2位で突破している。

序盤は蔚山がボールを保持する展開に。9分、ルドウィグソンのパスを受けたイ・ミョンジェが左サイドの相手陣中央からクロスを上げると、このクロスに反応したチョ・ミンギュがゴール前でヘディングシュートを放つ。しかし、ボールは左ポストに阻まれた。

37分、蔚山が先制に成功する。ソル・ヨンウの縦パスに反応したオム・ウォンサンが右からダイレクトで鋭いクロスを送ると、このクロスは相手GKに弾かれたものの、ゴール前でこぼれ球に反応したチョ・ミンギュが頭で押し込んだ。

攻勢を強める蔚山は前半終了間際の45分、キム・ミヌがペナルティエリア内で相手DFに倒され、PKを獲得すると、これをチョ・ミンギュがきっちりと決め、リードを2点に広げた。

迎えた後半、蔚山の勢いは止まらない。ソル・ヨンウが自陣からドリブルで持ち上がると、オム・ウォンサンとのパス交換からペナルティエリア内に進入。相手DFに囲まれたものの、フェイントを交えながら冷静にシュートを放ち、ゴールネットを揺らした。

3点ビハインドとなった甲府は80分、相手陣内のペナルティエリア右に侵入すると、パスワークからピーター・ウタカが抜け出し、シュートを放つ。しかし、ボールはポストに弾かれ、ゴールとはならなかった。

その後も、3点を追う甲府は反撃に出るも及ばず。試合はこのまま終了。蔚山現代が先勝に成功した。ベスト8進出をかけたセカンドレグは21日に『国立競技場』にて開催される。

【スコア】
蔚山現代 3-0 ヴァンフォーレ甲府

【得点者】
1-0 37分 チョ・ミンギュ(蔚山現代)
2-0 45分 チョ・ミンギュ(蔚山現代)
3-0 61分 ソル・ヨンウ(蔚山現代)

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