(英文の訂正により、第1段落の「昨年2月以来約1年ぶり」の大幅な落ち込み」を「昨年3月以来10か月ぶり」に修正し、見出しも修正します。)
[ワシントン 15日 ロイター] - 米商務省が15日発表した1月の小売売上高(季節調整済み)は前月比0.8%減となった。自動車やガソリンの売り上げが減少する中、マイナスに転じ、昨年3月以来10か月ぶり(訂正)の大幅な落ち込みとなった。市場予想は0.1%減だった。
ただ、冬の悪天候が影響した可能性があるほか、季節的なテクニカル要因によってデータに歪みが生じているおそれがあるため、エコノミストの間からは深読みすべきではないという指摘も聞かれた。
FWDBONDSのチーフエコノミスト、クリストファー・ラプキー氏は「今年は低調なスタートとなったが、厳しい冬の天候の影響が大きいようだ」と述べた。
2023年12月分は0.4%増と、前回発表の0.6%増から下方改定された。
自動車・部品、ガソリンはともに1.7%減少した。
建材・園芸は4.1%減、オンライン売上高は0.8%減、電子機器・家電は0.4%減、衣料品は0.2%減。
一方、外食は0.7%増加した。家具も1.5%増だった。
1月の自動車、ガソリン、建築資材、外食を除くコア小売売上高は0.4%減。12月分は前回発表の0.8%増から0.6%増に下方改定された。
コア小売売上高は、国内総生産(GDP)統計の個人消費の動向を反映する傾向がある。