バルセロナ所属オランダ代表フレンキー・デ・ヨングは、現時点での契約更新を行うつもりはないようだ。スペイン紙『スポルト』が15日に報じた。
F・デ・ヨングを巡っては、8日に著名ジャーナリストのリュイス・カヌト氏が、バルセロナの地元テレビ局で「彼はバルセロナの状況に失望しており、今シーズン終了後にバルセロナを離れる」と語るなど、退団の可能性が取り沙汰されていた。
財政的に厳しいバルセロナは、2026年まで契約が残るF・デ・ヨングに対し、新たな長期契約の締結を働きかけ、年俸の引き下げを行いたいようで、同選手がそれを受け入れれらない場合は移籍の道を開くことも選択肢となってくるという。
しかし、選手サイドとして現時点で契約を更新するつもりはなく、F・デ・ヨング本人はバルセロナでの生活を気に入っており、同クラブでプレーを継続することを望んでいるという。選手側が『契約更新はせず、退団はしない』という意向を示している以上、選手にプレッシャーをかけない限り、クラブ側にできることはほとんどない。
ただ、F・デ・ヨングにはパリ・サンジェルマン、マンチェスター・ユナイテッド、チェルシーなど複数のクラブが興味を示しているが、同選手の移籍金と給与が高額のため、交渉をまとめることは難しい見込みであり、最終的にバルセロナが提示する希望額(減俸)を受け入れる可能性もあるという。
いずれにしても、現時点でF・デ・ヨングは契約延長に関する交渉のテーブルに乗っていないと同紙は説明している。