岐阜県の新年度予算は12年ぶり減額 コロナ対策費が大幅減 アユ食害や鳥インフル対策に注力

岐阜県の新年度予算案が発表され、一般会計の総額が12年ぶりに減額になりました。

岐阜県の2024度予算案は、一般会計の総額が8861億円で、23年度を36億円を下回り、12年ぶりに減額となりました。

新型コロナが5類感染症に移行したことに伴い、コロナの感染対策費をはじめとする国庫支出金が325億円減少したことなどが影響しています。

主な事業は23年、長良川に繋がる郡上市のため池で、アユを食べる肉食の外来魚「コクチバス」の繁殖が確認されたことを受け、船から水中に電流を流して魚を駆除する「電気ショッカーボート」を導入する費用などにおよそ1億1000万円を計上しています。

また1月、3年ぶりに県内の養鶏場で確認された鳥インフルエンザの対策にかかる費用およそ3900万円を盛り込みました。

岐阜県の古田知事は「本格的なアフターコロナの時代にしっかり向き合い、様々な課題を解決したい」と話しました。

© CBCテレビ