政府系シンクタンクの韓国開発研究院（ＫＤＩ）は14日発表した「2024年経済展望」で、韓国の2024年の国内総生産（ＧＤＰ）成長率を前回（23年11月時点）見通しと同じく2.2％と予測した。
項目別で見ると、韓国経済の屋台骨である輸出は半導体景気の反騰や世界の経済成長率の上方修正を反映して、前回（3.8％）より0.9ポイント上昇の4.7％増と見込む。しかし、民間消費は商品消費が停滞するとして0.1ポイント下落の1.7％増にとどまると見通し、内需の不振が輸出の好調を相殺するとの見方を示した。
設備投資は、半導体需要の低迷などの影響で2.3％増と予測。不動産景気の下落を反映して建設投資は1.4％増と見通した。
消費者物価指数（ＣＰＩ）の上昇率は、内需の低迷を根拠に0.1ポイント引き下げて2.5％と予想している。
