瀬戸大也は200m個人メドレー4位。メダルまでわずか0秒12差届かず…【世界水泳】

日本の競泳陣を牽引するベテランが、わずか0秒12差で表彰台に届かなかった。

現地2月15日、カタール・ドーハで開催されている世界水泳は男子200メートル個人メドレー決勝が行なわれ、2019年の同大会で個人メドレー2冠の瀬戸大也が1分57秒54で4位。僅差でメダルを逃した。

前日は200メートルバタフライで本多灯が世界水泳初の金メダルを奪取。瀬戸は今大会の日本競泳陣で2つ目のメダル獲得に向けて臨んだ。

瀬戸は6レーンで登場。バタフライは7番手、背泳ぎは6番手で折り返し、先頭を泳ぐアメリカのカーソン・フォスターを追いかける。瀬戸は得意の平泳ぎで徐々に順位を上げると4位に浮上。トップのフォスター、2番手で続くシャイン・カサス(アメリカ)を視界に捉え、ラスト50メートルに勝負をかけた。
瀬戸は最後の自由形で猛追して3番手まで上がったが、7レーンを泳ぐ23歳の新鋭フィンレイ・ノックス(カナダ)が一気にフォスター、カサスを追い抜き、逆転で金メダルを獲得。瀬戸は3番手争いで最後はタッチ勝負となったが、わずかに及ばなかった。

今年5月で三十路を迎え、スイマーの中ではベテランの領域に入った瀬戸。今夏のパリ五輪に向けて表彰台は逃したが、まだまだ世界のトップで戦えることをあらためて証明した。

構成●THE DIGEST編集部

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