足利高新校舎の建設工事着々と 進捗率7割で輪郭くっきり 2024年夏ごろ完成目指す

旧足利女子高、旧市民会館の両跡地で建設が進む新足利高校舎=15日午前7時35分、足利市有楽町でドローンから

 今年秋の利用開始を予定している足利高(栃木県足利市有楽町)新校舎の建設工事が、着々と進んでいる。15日時点での進捗(しんちょく)率は7割ほど。南側と西側の足場が前日までに取り払われ、全体の輪郭がくっきり浮かび上がっている。

 旧足利高と旧足利女子高は統合共学化され2022年度、新しい足利高が開校した。現在は旧足利高の敷地と校舎を使っている。

 新校舎の整備地は、隣接する旧足利女子高、旧市民会館の両跡地で、敷地面積は約4万平方メートル。吹き抜けのある3階建ての校舎(8842平方メートル)や体育館などを整備する。工事は22年9月に起工し、24年夏ごろの完成を目指している。建築工事費は約58億円。

 現在、校舎は躯体工事が終わり、内装と外装の工事が進んでいる。一日平均で120人程度が工事に従事しているという。県教委教育政策課は「建築工事が進み、道路からも校舎が見えるようになった。完成までもうしばらくお待ちいただきたい」としている。

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