今年秋の利用開始を予定している足利高(栃木県足利市有楽町)新校舎の建設工事が、着々と進んでいる。15日時点での進捗(しんちょく)率は7割ほど。南側と西側の足場が前日までに取り払われ、全体の輪郭がくっきり浮かび上がっている。
旧足利高と旧足利女子高は統合共学化され2022年度、新しい足利高が開校した。現在は旧足利高の敷地と校舎を使っている。
新校舎の整備地は、隣接する旧足利女子高、旧市民会館の両跡地で、敷地面積は約4万平方メートル。吹き抜けのある3階建ての校舎(8842平方メートル)や体育館などを整備する。工事は22年9月に起工し、24年夏ごろの完成を目指している。建築工事費は約58億円。
現在、校舎は躯体工事が終わり、内装と外装の工事が進んでいる。一日平均で120人程度が工事に従事しているという。県教委教育政策課は「建築工事が進み、道路からも校舎が見えるようになった。完成までもうしばらくお待ちいただきたい」としている。