松本まりか、GP帯連ドラ初主演で“恋愛のスペシャリスト”に 『ミス・ターゲット』放送決定

ABCテレビ・テレビ朝日系で毎週日曜22時より放送される4月期の新ドラマ『ミス・ターゲット』で松本まりかがGP帯連続ドラマ初主演を務めることがわかった。

本作は、さまざまな男を手玉に取ってきた百戦錬磨の女性結婚詐欺師が本気の婚活に乗り出す、ジレンマだらけのラブストーリー。

主人公の朝倉すみれ(35歳)は、その美貌と巧みなテクニックで数々の男を手玉に取ってきた結婚詐欺師。悪事で荒稼ぎする男たちにターゲットを絞り、騙される側にもやましいことがあるため捜査の手が及ばないことから、狙った「的」を決して逃さない“ミス・ターゲット”として暗躍するダークヒロインだ。そんな彼女が突然、結婚詐欺から足を洗って本気の婚活を始めると宣言。これまでのスキルを武器に、お金持ちの男性と出会うべく意気揚々と婚活市場に乗り込む。男の基準はズバリ“金”、信じられるのは福沢諭吉という、詐欺師としての価値観の染み付いた彼女が、本気の婚活の末にたどり着く運命の相手とは……。実は、若くして詐欺師の才能を開花させたすみれには、普通の恋愛経験がゼロ。そんな彼女が、これまでの打算的な疑似恋愛と本気の恋との違いに直面しながらも奮闘していく姿をチャーミングに描く。

朝倉すみれ役で主演を務める松本は、2000年に俳優デビュー。2018年に出演した連続ドラマ『ホリデイラブ』(テレビ朝日系)でブレイク、2021年には連続ドラマ『それでも愛を誓いますか?』(ABCテレビ・テレビ朝日系)で地上波連ドラ初主演を務めた。そんな松本にとって本作GP帯連続ドラマ初主演作となる。奇しくも、同枠で現在放送中の『アイのない恋人たち』で主演を務める福士蒼汰とは、5月に公開される映画『湖の女たち』でW主演を務めており、福士から松本へバトンが引き継がれることとなる。

脚本を手がけるのは、映画『ハケンアニメ!』でで第46回日本アカデミー賞優秀脚本賞を受賞した政池洋佑。なお本ドラマ枠では、昨年4月の創設以来、すべての作品がオリジナル脚本での制作となっている。

【主演・松本まりか コメント】
●GP帯連ドラ初主演となる本作のオファーを受けた時の感想
GP帯連ドラの主演、その「ことの大きさ」が如何なるものか、よく理解をしているつもりです。その上で、スタッフの皆さんの情熱、一緒に背負いますと言ってくれる人たちがこんなにもいること、そして15歳でこの仕事を始めた頃から奥底に秘めてきた夢が、今こうして目の前にやってきてくれた奇跡はあまりに尊く…
持てるすべて。ベストを尽くします。

●政池洋佑が当て書きして執筆した“結婚詐欺師の婚活”のオリジナルストーリーについて
当て書きしてくださっていたとは…なんと光栄なことでしょう。これまでの自分を少し褒めたいと思いました!(笑)
政池さんもGP帯の連ドラを書くのは初めてだと伺い、改めて、並々ならぬ心意気が脚本から伝わってきます。きっとそれは現場の原動力になり、見てくださる皆さんにも受け取っていただけると思っています。

●すみれの印象や、演じる上での意気込み
息を吸うように相手の心を取り込み、息を吐くようにその口から嘘を紡いでいく。その上狙ったターゲットはもれなく幸せな気持ちにさせていく結婚詐欺師。言い換えるなら恋愛のプロフェッショナル。これを演じる? …痺れます。
そして物語はそのダークヒロインが初めて目覚める大人の純愛ラブストーリー。なんと、これがうまくいかないらしいのです!
これまでひと癖もふた癖もある愛の形を演じてきましたが、私としては今回初めての王道ラブストーリーとなります。満を持して、純な恋をしたいと思います(笑)。

●視聴者へメッセージ
まずは視聴者の皆さんをぐいぐい惹き込んでいくような魅力的な共演者とスタッフの方々が集まってくださいました! 発表までどうぞお楽しみに。
私としては現場の皆さんにとってこの撮影がとにかく楽しいと思える毎日になるよう、良き現場づくりをしていけたらと思っています。
この作品に携わるすべての方たちがやり甲斐を感じ、充実と達成感で心を満たすことができたらこの上ないことです。そこから生まれるドラマには、視聴者の皆さんの心を豊かにしてくれる素敵なチカラが宿ると信じて。ではでは放送をお楽しみに!

【脚本・政池洋佑 コメント】
松本まりかさん演じる結婚詐欺師のすみれは“恋愛のプロフェッショナル”でありながら、自分自身の恋愛経験は、ほぼゼロの“恋愛の初心者”でもあります。悪人でありながら、チャーミング。前代未聞のヒロインを松本さんが演じる。とにかく楽しみです。
松本さん以外のキャスト・スタッフも豪華で、「え!? 出てくれるんですか」と何度、言ったことやら。机にしがみついてでも、面白い作品を書くしかありません。
元々、オリジナルの恋愛ドラマを書きたくて、この業界に入りました。
この作品が誰かの『大切な作品』になるよう、丁寧に紡いでいきます。

(文=リアルサウンド編集部)

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