麻生久美子、朝ドラ『おむすび』で橋本環奈演じる主人公の“元ヤン”母に! 家族キャスト発表

連続テレビ小説『おむすび』に出演する麻生久美子

橋本環奈が主演する2024年度後期の連続テレビ小説『おむすび』(NHK総合)で、ヒロイン・結の家族を演じる追加キャストとして、北村有起哉麻生久美子宮崎美子松平健の出演が発表された。麻生と松平は連続テレビ小説初出演。

本作は、まだ身近で少し懐かしい“平成時代”を、脚本家・根本ノンジが大胆かつユーモア盛りだくさんで描く平成青春グラフィティ。

北村有起哉が演じるのは、結の父・米田聖人。娘のことが心配でしょうがない一方、父・永吉とは折り合いが悪く、生真面目。ふだんは農業にいそしんでいるが、理容師の免許も持っている。

北村は「恥ずかしながら。野心に満ちていた若かりし頃、いつの日かヒロインの父親役をやるんだ! と勢いだけの自己暗示をしておりました。今年節目の50歳を迎え、そんなあさましさも忘れかけてぼうっとしてた頃に、今回橋本環奈さんの父親役という大役を仰せつかりまして。戸惑いながらもしみじみと感謝しております。ご視聴の皆様が少しでも元気の出る作品になれるよう真摯に取り組んでいきたいと思います。ぜひご覧くださいませ」とコメント。

麻生久美子が演じるのは、結の母・米田愛子。元ヤンキーだが、聖人が気づかない娘たちの心の内を見抜き、優しく見守る。結の祖母・佳代と家事をしながら、聖人の営む農業を支えている。

麻生は「連続テレビ小説でヒロインの母親役をやらせていただけるなんて! と驚くとともに大変光栄に思っております。愛子さんは、結と歩の母親として、悩みながらもたくましく突き進む娘たちの成長を見守り信じることができる、強くて優しい、そしてどこか達観した視点のある魅力的な女性だと考えています。まずやってみる! やってみよう! と背中を押せる愛子さんのように、私も『おむすび』という作品に挑戦し続け、最後まで走っていきたいです。皆様に愛され、記憶に残るドラマになるよう精一杯頑張りたいと思います」とコメント。

宮崎美子が演じるのは、結の祖母・米田佳代。故郷・糸島をこよなく愛す、超ポジティブ思考の持ち主。古くから伝わる先人たちの知恵に明るく、結が困った時の良きアドバイザーでもある。

宮崎は「大地にしっかりと根を下ろした、明朗で頼りになるおばあちゃんになれたらと思います。“おむすびは一日にしてならず”土地や家族の歴史、先人の努力や知恵、大切な人を思う温かな気持ちをふんわりしっかり結んでいきたいです」とコメント。

松平健が演じるのは、結の祖父・米田永吉。野球のホークスファンで、自由奔放な“大ホラ吹き”。農家を継ぐ前までは長距離トラックのドライバーをやっていた。勝手に楽隠居を満喫し、精力的にあちこち出歩いている。

松平は「人助けのためなら家庭も顧みず突っ走る自由奔放な永吉、これまでに演じたことのない面白さのある人物です。お陰様で私にとりましても今年は芸能生活50周年、初の朝ドラ出演でまた新鮮な役柄に挑めることをとても嬉しく楽しみに思っております。今回出会えた皆さんとのチームワークを大切に、明るく元気な朝をお届けしたいと思います」とコメント。

主演の橋本は今回発表の追加キャストについて「皆さんのお名前を聞いた時、今回はじめてお仕事させていただく方ばかりですが、共演させていただくのが楽しみなメンバーの方ばかりで、いまからどういう家族像ができるのかワクワクしています。台本のテンポがよくて、家族の掛け合いとか、『こういう家族いるよね』という空気感があって、観ていて楽しいドラマになると手ごたえを感じています。本当に頼りになる方ばかりですので、あとは家族の輪の中に、結として自然に明るく、取り繕うことなくいられたらいいなと思います。大好きな福岡の街並みの中で、家族の皆さんと撮影できるのを楽しみにしています!」とコメント。

制作統括・宇佐川隆史は「橋本環奈さん、仲里依紗さん演じる、平成を生きる姉妹。2人に寄り添い、時にぶつかり合いながらも、途方もない力を生み出していく――そんな“化学反応がおこる家族”を目指した結果、最強の家族・米田家が誕生しました! 父・聖人は、姉妹や祖父の行動にやきもきする一方、家族に言えない“ある思い”を抱えて生きる人物。難しい役どころを、心から信頼する北村有起哉さんにお願いしました。母・愛子役の麻生久美子さんは、優しさと包容力の塊のようなお方。家族を見守り続ける深い愛にあふれた人物を、説得力を持って演じて頂けると思い、オファーしました。そして祖父母役には、福岡の人々が持つ“熱量”と“ユーモア”を体現できるお二人にお願いしました。ご自身も農業を愛し、好奇心旺盛なところが祖母・佳代と重なる、宮崎美子さん。そして、私達の予想をいつも越えてくる松平健さんは、福岡の“のぼせもん”(地元の言葉で「すぐ何かに夢中になる人」)にぴったりだと思い、お願いしました。平成を生き抜く、米田家の大冒険――半年間、一緒にワクワクして頂けますと幸いです」としている。

連続テレビ小説『おむすび』は、NHK総合ほかにて2024年度後期放送。

© ブロードメディア株式会社