国際サッカー連盟（FIFA）が２月15日、最新のFIFAランキングを発表した。
欧州・南米勢が占める上位に変動がなかったものの、アジアカップの成績が反映されたアジア勢には小さくない動きがあった。
ベスト８止まりだった日本は、アジア首位を維持したものの、17位から18位にダウン。一方で、大会連覇を達成したカタールが58位から37位に、準優勝のヨルダンは87位から70位に上昇している。
そんななか、１分け２敗でグループステージ敗退に終わった中国は、79位から88位に転落。アジア内では11位から13位となった。
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この結果に、中国のメディアは嘆き節だ。ポータルサイト『捜狐』は「アジアのサッカー界は変わった。２つのダークホースが台頭、中国代表チームは13位に低迷、ワールドカップ復帰は困難だ」と見出しを打った記事を掲載。「現在の中国代表はアジアで完全に三流のチームになった」と酷評した。
記事は、「今後、アジアの強豪にカタールの名前が加わるかもしれない」「ヨルダンがワールドカップ出場という目標に向かって前進し、インパクトを与えた」と２か国の躍進を伝えたうえで、自国代表についてこう懸念を示した。
「今のアジアサッカー界に本当の弱者はいないと言えるが、このまま中国代表が足踏みを続ければ、ワールドカップどころか、もしかしたら近い将来、アジアカップに出場できるかどうかも大きな疑問だ」
中国代表はこの低迷から抜け出せるか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
