堂安律は再三チャンスに絡むも…フライブルク、RCランスと敵地でスコアレスドロー

ヨーロッパリーグ(EL)・決勝トーナメントプレーオフのファーストレグが15日に行われ、RCランス(フランス)とフライブルク(ドイツ)が対戦した。

昨季のリーグ・アンを2位で終えたRCランスは、今季21シーズンぶりのチャンピオンズリーグ(CL)を戦っていた。第2節ではアーセナル(イングランド)相手に2-1で勝利するなど、ホームでは2勝1分と無敗で駆け抜けたが、対照的にアウェイでは1分2敗と未勝利で終了。アーセナル、PSV(オランダ)に次ぐ3位でELへ回ることが決まっていた。一方、2シーズン連続のELを戦うフライブルクは、グループAを2位でフィニッシュ。ウェストハム(イングランド)には2敗を喫したものの、残る4試合はすべて白星で飾り、2位でプレーオフに出場することが決まっていた。

フライブルクに所属している堂安律がスターティングメンバーに入った一戦は、14分に早速フライブルクがチャンスを作る。敵陣でボールを奪ったところから、右サイドを持ち運んだロランド・シャライがマイナスへ落とすと、待っていた堂安がミドルシュート。得意の左足で狙ったものの、ここはGKブライス・サンバの正面へ。

続く19分にはまたも右サイドから、マキシミリアン・エッゲシュタインからのスルーパスでボックス右へ侵入したシャライが右足を振り抜いたが、ここはクロスバーに嫌われる。27分には右サイドでボールを持った堂安が縦へ仕掛けてクロスボールを送ると、中央で待っていたシャライがヘディングシュートを放ったが、枠を捉えきれない。36分にもボックス右でロングフィードを受けた堂安が左足を振ったが、シュートはクロスバーを超えていった。

一方のRCランスもゴール前へ迫る場面を作ったが、前半はスコアが動かずハーフタイムへ突入。後半へ入ってもフライブルクが主導権を握る。58分、右からのクロスボールをジョーディ・マケンゴがヘディングシュート。ブロックされたセカンドボールをエッゲシュタインが狙ったが、RCランス守備陣の体を張った守備にブロックされた。

フライブルクが決定機を仕留めきれずにいると、後半の半ばを過ぎた頃からはホームチームのRCランスに流れが傾く。70分には右コーナーキックをショートで繋いだところから、リターンを受けたプジェミスワフ・フランコフスキがクロスボールを送ると、中央へ飛び込んだマサディオ・アイダラがゴールネットを揺らす。RCランスが先手を取ったかに思えたが、フランコフスキのポジションがオフサイドと判定され、得点は認められなかった。

試合はこのままタイムアップ。両チームともにゴールネットを揺らすことはなく、決着はセカンドレグに委ねられることとなった。堂安はフル出場を果たしている。

セカンドレグは22日に行われ、フライブルクがホームにRCランスを迎える。

【スコア】
RCランス 0-0 フライブルク

【得点者】
なし

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