ベルリン国際映画祭が開幕 石井監督「箱男」も招待

第74回ベルリン国際映画祭のレッドカーペットに登場した「スモール・シングス・ライク・ジーズ」のティム・ミーランツ監督(左)ら=15日、ベルリン(ゲッティ=共同)

 【ベルリン共同】世界三大映画祭の一つ、第74回ベルリン国際映画祭が15日(日本時間16日)開幕した。最高賞「金熊賞」を競う長編のコンペティション部門に日本映画の出品はないが、話題作を取り上げるベルリナーレ・スペシャル部門に安部公房の小説が原作の「箱男」(石井岳龍監督)などが招待されている。

 開幕上映はティム・ミーランツ監督の「スモール・シングス・ライク・ジーズ」。コンペ部門の審査員長はケニア育ちの俳優、映画監督のルピタ・ニョンゴさん。主要賞の授賞式は24日(同25日)に開かれる。

 日本関連では革新的な作品を集めるフォーラム部門に三宅唱監督の「夜明けのすべて」などが選出された。

第74回ベルリン国際映画祭で、コンペティション部門の審査員長を務める俳優、映画監督のルピタ・ニョンゴさん=15日、ベルリン(ロイター=共同)

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