故郷への郷愁 少女から大人への揺らぎの一瞬 「霧の淵」予告&ポスター

村瀬大智監督、三宅朱莉、水川あさみらが出演する映画「霧の淵」が、2024年4月6日よりユーロスペースにて先行上映、4月19日よりTOHOシネマズ シャンテ他にて劇場公開されることが決まり、予告編とポスタービジュアルが公開された。

予告編は、秒針の音が響く中、家族の生活の営み、三宅朱莉演じる主人公・イヒカたちに訪れる変化の瞬間が切り取られ、故郷への郷愁が感じられる映像となっている。予告編の最後には、本作を一足先に鑑賞した俳優・永瀬正敏からの、「1000の言葉より 100の表情より ただの背中が もっとも雄弁に 心模様を語るのだと 改めて確信させてもらった作品 素晴らしかった」というコメントも映し出されている。あわせて公開されたポスタービジュアルは、主人公・イヒカの視線がとても印象的なビジュアルとなっている。

「霧の淵」は、実際にある老舗旅館での“時間”が、静かに美しく映し出されていく作品。奈良県南東部の山々に囲まれたある静かな集落。かつては商店や旅館が軒を並べ、登山客などでにぎわったこの集落で、代々旅館を営む家に生まれた12歳のイヒカ。数年前から父は別居をしているが、母の咲は父との結婚を機に嫁いだこの旅館を義理の父・シゲと切り盛りしている。そんなある日、シゲが姿を消してしまう。旅館存続の危機が迫る中、イヒカの家族に変化の時がやってくる。

なら国際映画祭の学生作品部門「NARA-wave」で観客賞を受賞した村瀬大智監督が、実際に奈良の地を訪れて構想・企画する同映画祭のプロジェクト「NARAtive(ナラティブ)」にて制作。本作が長編商業デビュー作品となった。監督自らが単独で川上村に長期滞在、現地の人々と交流し生み出された。イヒカを演じて主演を務めるのは、オーディションで選ばれた奈良県出身の新人俳優・三宅朱莉。本作が映画初出演にして初主演となる。イヒカの母・咲を水川あさみ、イヒカの父・良治を三浦誠己、イヒカの祖父・シゲを堀田眞三が演じる。

【作品情報】
霧の淵
2024年4月6日(土)ユーロスペース先行上映、4月19日(金) TOHOシネマズ シャンテ他 順次公開
配給:ナカチカピクチャーズ
©2023“霧の淵”Nara International Film Festiva

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