15日午後、福島県鏡石町で72歳の女が運転する軽自動車にはねられ、男女2人が死傷した事故で、2人は自動車運転免許の合宿で福島県内を訪れ、事故にあった15日に卒業検定に合格していたことがわかりました。
車は駅舎に突っ込み、止まりました。
2人が通っていた自動車教習所によりますと、2人は2月初旬から自動車運転免許の合宿で県内を訪れ、15日に卒業検定に合格しました。教習所の送迎バスでほかの教習生と計6人で鏡石駅に到着し、バスを降りた直後に事故に巻き込まれたということです。
事故を目撃した人は「ズドンというすごい音がして、それで見たら駅に車が突っ込んでいた。車の下敷きではなかったが、脇にいた人が倒れていて血がすごかった」と話していました。
震えながら「アクセルとブレーキ間違えた」
警察は、車を運転していた鏡石町のパート従業員・面川秀子(おもかわ・ひでこ)容疑者(72)を過失運転傷害の疑いで現行犯逮捕し、容疑を過失運転致死傷に切り替え調べています。
目撃者「そこ一時停止だけど、それを無視したんだから。運転手が震えて『アクセルとブレーキ間違えた』って(話していた)」
警察は、面川容疑者の車が交差点で止まらずロータリーに侵入していることから、面川容疑者がブレーキとアクセルを踏み間違えた可能性があるとみて調べを進めています。面川容疑者は病院へ向かう途中だったということです。
面川容疑者は「けがをさせてしまったことは間違いない」と話し、容疑を認めているということで、警察が事故の原因について詳しく調べています。