山田進太郎D＆I財団は2024年3月9日、米国の科学者の著書「『女性が科学の扉を開くとき』刊行記念イベント ジェンダー公正な未来へ：女性科学者の挑戦と軌跡から学ぶ」をオンライン開催する。参加無料。事前申込制。
国際社会においては、科学技術の進歩やイノベーションは国の競争力に直結し、未来の経済成長を牽引する要因になるという。そのような中で、女性の科学分野でのリーダーシップや参画の重要性が高まっている。
しかし、ジェンダーバイアス（性別に基づく思い込み）により科学分野で大学に進学する女子生徒が少ないことや、社会でのワークライフバランスの確保が難しいなど、さまざまな問題があるという。これらの課題により、女性科学者が能力を十分に発揮しづらく、日本が世界で競争力を維持・向上させるうえで大きな障害になっているという。
今回は国際女性デー2024関連イベントとして、米国の科学者で国立科学財団（NSF）初の女性長官となったリタ・コルウェル博士の著書「女性が科学の扉を開くとき」（東京化学同人）の刊行を記念して、オンラインイベントを開催する。
当日は、「女性が科学の扉を開くとき」の監訳者でもある東北大学副学長の大隅典子博士が登壇し「科学分野において女性が活躍する重要性とその挑戦の可能性」に焦点をあてつつ、著書や大隅博士からの示唆を通じて、女子生徒が科学分野に興味関心をもち、理系進学を検討する際に役立つヒントなどを共有する。
対象は、中学校・高等学校・高等専門学校・大学の教職員、教育委員会などの教育関係者、保護者など。Zoomによるオンライン開催となる。参加無料。申込方法は、Webサイトより申し込む。
◆「女性が科学の扉を開くとき」刊行記念イベント
ジェンダー公正な未来へ：女性科学者の挑戦と軌跡から学ぶ
日時：2024年3月9日（土）14:00～15:15
形式：Zoomによるオンライン
対象：中学校・高等学校・高等専門学校・大学の教職員、教育委員会などの教育関係者、保護者など
参加費：無料
申込方法：Webサイトより申し込む
◆書籍「女性が科学の扉を開くとき」
著者：リタ・コルウェル著、シャロン・バーチュ・マグレイン著、大隅典子監訳、古川奈々子訳
発売日：2023年11月14日（火）
ISBN：9784807920501
判型・ページ数：四六判、344ページ
定価：3,520円（税込）
宮内みりる
