高校3年間の学びをたたえる「御下賜金記念優良卒業生表彰式」 栃木県内で103人表彰

 高校生の3年間の学びをたたえる「御下賜金記念優良卒業生表彰式」が、15日に宇都宮商業高校で行われました。

 この表彰は、産業教育振興中央会が1940年に優れた事業に対して贈られる「御下賜金」を昭和天皇から受けたことをきっかけに全国で始まったもので、高校3年間で専門的な知識や技術を身につけ他の生徒の模範となるような生徒が表彰されます。

 栃木県内では2024年56人が選ばれ、県産業教育振興会が表彰する生徒とあわせて103人が表彰を受けました。

 また、工業や調理などを学んだ生徒たちが自身が3年間の高校生活で得たものについて発表しました。

 宇都宮白楊高校農業経営科の板垣創大さんは、県の森林の実情や鳥獣害対策について学んだ経験を話し、馬頭高校水産科の大山弘貴さんは、栃木県で初めて確認された二枚貝を発見するなどの、3年間の研究の成果を発表しました。

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