2015年広島で21発のドウグラスが現役引退…計6つのJクラブでプレー、昨季限りで柏退団

昨季まで柏レイソルでプレー[写真:Getty Images]

昨季まで柏レイソルでプレーしたブラジル人FWドウグラス(36)が現役引退を表明した。

Jリーグでは柏のほか、徳島ヴォルティス、京都サンガF.C.、サンフレッチェ広島、清水エスパルス、ヴィッセル神戸でもプレーしたドウグラス。Jリーグ通算261試合の出場数を誇り、ゴール数は93得点を積み上げた。

J1リーグでは広島時代の2015年に21ゴールを決め、チームの優勝に貢献。柏では2022年に加入したが、ケガに苦しみ、1年目が10試合で4ゴール、2年目が7試合で0ゴールと振るわず。昨年をもって退団が決まった。

それからフリーが続いたドウグラスは15日に自身のインスタグラムにポルトガル語、英語、そして日本語で引退意向とともに、感謝の意を述べた。

「今日を持ってはプロサッカー選手として引退することになります。プロ選手として常に高い意識を持ちながら全ての可能な目標を達成できるように努力をしてきました。

「プロの選手になるという夢を叶えるためには、可能な事だけでなく、不可能と思われる事も追求しなければなりません。子どもの頃の夢で人生が変わっていきます。時には子供であっても大人のような対応を求められることもあり適応能力を養わなければならない」

「不利な状況の中、他人から否定される事があったり、運がついていないと思う様な状態であったとしても、夢の実現への執念をもって日々過ごしてきました」

「自分自身、出来る努力は全てしながらいつか必ず努力は報われ、夢は叶うと信じ、神様への感謝を持ちながら祈り続けました。そして幼い頃からの夢を叶える事が出来たのです」

「しかし、神様無しではどれだけ努力しようとも、自分自身だけの力ではこの夢は叶えられなかったと思います。神様への感謝、そして、私の夢を応援し信じてくれた周りの人達にも心から感謝の気持ちでいっぱいです。今でも日々感謝の祈りを捧げています」

「サッカー選手になれた事はまさしく私の人生のターニングポイントであり、私や家族の人生をも変えてくれました。世界中で愛されているスポーツがこの様に私の人生において変化をもたらしてくれ、多くの意味で私を成長させてくれたと思います」

「引退は間近であると感じていました。その事実を自覚しながら、プロサッカー選手になる為に必死に努力してきた様に、今度は現役続行出来る様にと必死でした。ここ2年間は身体の調子が良くなくて怪我(膝)との戦いを強いられました」

「あらゆる手段を使いながら毎日練習出来る喜びを感じました。そして、サッカー選手として味わう事の出来る試合前の緊張感こそ特権であると感じました。これまで私と共に歩み、私の人生に価値を与えてくれた人々のお陰で私は目標を達成する事が
出来、勝者になれました」

「今の自分の気持ちを一言で言うならば”感謝”です。私の人生に多くの恵みを与えて頂いた神様に感謝します。妻のジゼッレや娘達のタイケとドゥアちゃんは私が喜びや成功した時、また、苦しみや悲しみの中力が尽きそうな時も常に支えてくれました」

「もうここにはいない母親のジェザは昼夜にも関わらず、いつも跪き神様に私の命のために熱心に祈ってくれてました。母はずっと私の心の中にいます」

「私の6人の兄弟姉妹のエヴァ、エリザマ、ダリラ、ランフィロ、ラヤンとマテウスが一緒に苦労し私を支えてくれました。いつも私を応援してくれた親戚や真の友人。
そしてサッカーで出会った親友や17年間共にプレーした各クラブのチームメイト、コーチングスタッフと監督に心から感謝してます」

「最後に私を応援し、支えてくれたファンの皆様、プレーひとつひとつに対して喜び、私を後押しし名前を叫んでくれてゴールの瞬間にその感情を爆発させました。17年間本当にありがとうございました!」

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