1月主要HC売上高動向 暖冬で季節商品が低調、能登半島地震で防災用品に動き

前月に引き続き、1月も気温が高めに推移したため、暖房用品、省エネ用品、除雪用品などの季節商材が伸び悩み、各社とも苦戦を強いられた

主要ホームセンター(HC)11社の2024年1月の月次業績が出揃った。前月に引き続き、1月も気温が高めに推移したため、暖房用品、省エネ用品、除雪用品などの季節商材が伸び悩み、各社とも苦戦を強いられた。

既存店ベースでプラスだったのは、0.8%増のコーナン商事のみ。同社によると、PRO商材、ペット用品、日用消耗品などが好調に推移し、元旦の能登半島地震で防災意識が高まったことから関連用品の販売数量が伸びた。

全店ベースでプラスだったHCも、DCMホールディングスは子会社化したケーヨーの売上を2023年12月から含めているため(既存店ベースではケーヨーの売上を除いている)。またコーナン商事も23年6月に子会社化したホームインプルーブメントひろせを含めている。ジョイフル本田は23年、6月に出店した「ジョイホン吉岡店」、ハンズマンは23年10⽉にオープンした松原店の売上がプラスに働いている。

主要HCの1月の売上増減(%)

※コメリとコーナン商事の数値は速報値

© ダイヤモンド・リテイルメディア