野村不動産/「プレナ幕張」の供給電力を再エネ化、年間約3135トンのCO2削減

野村不動産投資顧問が資産運用を受託する野村不動産プライベート投資法人(以下「NPR」)と、東京電力エナジーパートナー(東電EP)は2月15日、NPRが保有する「プレナ幕張」において、オフサイトフィジカルコーポレートPPAを締結した。

<PPAのスキーム図>

同PPAに基づき、2025年3月から、NPRが保有する大型商業施設「プレナ幕張」に供給される電力の一部が、追加性のある再生可能エネルギー由来の電力となる。シン・エナジーが栃木県に新設する太陽光発電所で発電した再エネ電力を、東電EPがプレナ幕張に供給していく。

加えて、再エネ電力以外の電力に「RE100」の報告に対応可能なトラッキング付非化石証書を付与することで、プレナ幕張の年間消費電力量に当たる約682万kWh(一般家庭約2200世帯分の年間消費量に相当)が実質再エネ電力となり、年間約3135トンのCO2排出量削減が期待できるという。

NPRは、2022年10月に「再エネ100宣言 RE Action」に加盟するなど、地球温暖化による気候変動を抑制し脱炭素社会を実現する取り組みを積極的に推進。同PPAを契機に、野村不動産投資顧問と東電EPはNPR国内施設への再エネ電力(コーポレートPPA)活用を拡大し、NPRの「再エネ100宣言 RE Action」の目標達成とCO2削減に貢献していく。

一方の東電EPは、電気と環境価値の安定的な調達に対する需要の高まりを受け、再エネ由来の電力とそれ以外の全電源の電力に環境価値を付加した電力をセットで提供するオフサイトフィジカルコーポレートPPAメニューを2023年7月に新設。今後も多彩なメニューの提供を通じて、各種制度への対応や安定的な電源確保などの課題を解決し、カーボンニュートラル実現に寄与していく。

■プレナ幕張
所在地:千葉県千葉市美浜区ひび野2-4
延床面積:2万189m2
階数:地上6階
竣工:1993年7月
主要用途:商業施設

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