働きやすい職場環境づくりに取り組む事業者に「きらり大賞」を 過去最多の11事業者が受賞 宇都宮市

 性別にかかわりなく、働きやすい職場環境づくりに積極的に取り組んでいる事業者をたたえる宇都宮市の「きらり大賞」の表彰式が、15日に宇都宮市役所で行われました。今年度(2023年度)は、過去最多の11事業者が受賞しました。

 「きらり大賞」は、女性の活躍推進や仕事と育児の両立支援など男女共同参画を推進する事業者を表彰するもので、宇都宮市が2006年度から実施しています。今回は過去最多の11事業者が選ばれ、これまでに63社が表彰されています。

 この日は佐藤栄一市長から11事業者の代表に表彰状が贈られました。このうち、農業用機械メーカーのスズテックは、女性社員の職域拡大や仕事と育児などの両立を支援するため法定を上回る「育児休業」「育児短時間勤務制度」を導入し、相談窓口を設置して取得促進に取り組んでいることが評価されました。

 また、餡を包む機械などを開発・販売するレオン自動機は、女性社員の積極的な採用と女性リーダー育成に向けた研修の実施や男性社員の「育児休業」取得促進に向けた相談窓口の設置、管理職に対するダイバーシティー研修の実施などに取り組んでいます。

 佐藤市長は「皆さんの取り組みを、さまざまな企業が目指していく環境をつくるため、これからも力を貸してほしい」と協力を要請しました。

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