「不甲斐ない」江坂任を擁する蔚山現代に0-3完敗…甲府FW三平和司が猛省。OBは“イスタンブールの奇跡”再現を期待

J2のヴァンフォーレ甲府は現地2月15日、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)のラウンド16第1レグで、MF江坂任が所属する韓国の蔚山現代と対戦した。

グループステージ首位通過の勢いそのままに敵地で先勝を目ざしたが、37分の失点を皮切りに、45分、61分にも被弾。その後、87分に途中出場のピーター・ウタカがヘッドで叩き込むも、オフサイドで得点は認められず。0-3で完敗を喫した。

アフロヘアがトレードマークのFW三平和司は試合後、「相手もちろん強かったけど、自分たちのチャンスで決めきれなかった。ホームではそこをしっかり改善して勝ちたい。アウェーでは不甲斐ない試合をしてしまったので、全身全霊で戦う」と巻き返しを誓った。

【動画】わずかにラインOUT…江坂の幻弾をチェック
運命の第2レグは2月21日に国立競技場で開催。崖っぷちからの準々決勝進出に向け、中継で解説を務めた甲府OBのハーフナー・マイク氏は、印象的な大逆転劇を例に挙げ、古巣を鼓舞した。2004-05シーズンのチャンピオンズリーグ決勝で、リバプールがミラン相手に0-3から猛反撃し、PK戦の末に優勝を果たした、いわゆる“イスタンブールの奇跡”だ。

「サッカーは本当に分からない。昔のチャンピオンズリーグ、リバプール対ACミランも前半で3-0から、後半で3-3になった。そういうのもあるので」

すでに快進撃を見せている甲府は、国立でACL史に残る大逆転劇を演じられるか。

なお、J2の雄の前に立ちはだかる江坂は、第1レグではハーフタイム明けから出場。ゴールネットを揺らすも、直前でぎりぎりゴールラインを割っており、幻のゴールとなったシーンもあった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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