週刊スーパーマーケットニュース イトーヨーカ堂が一部店舗をロピアなどに事業承継

イトーヨーカ堂は2月9日、北海道・東北・信越エリアの一部店舗について、ヨークベニマル、ダイイチ、および「ロピア」を運営するOICグループと事業承継などに関する契約を締結。「イトーヨーカドー」7店舗が事業承継の対象店舗となった。ヨークベニマル、ダイイチもそれぞれ1店舗を承継する。今回承継されるのは北海道札幌市の「屯田店」「琴似店」、青森県青森市の「青森店」同弘前市の「弘前店」、岩手県花巻市の「花巻店」、新潟県新潟市の「丸大新潟店」、長野県上田市「アリオ上田店」の7店舗だ。(2月9~15日のニュースをまとめました)

〔写真説明〕総合スーパー、イトーヨーカ堂の看板(時事通信社)

コープさっぽろ「えんべつ店」をオープン

生活協同組合コープさっぽろは2月15日、「コープさっぽろえんべつ店」をオープンした。周辺は1~2人世帯が多い地域であることから個食・即食を意識し、野菜や肉、魚などの少量パックの充実や、湯せんや電子レンジで調理できる焼魚や焼き鳥、からあげなどの商品を強化した。また、「ご近所やさい」として、地場商品の販売にも力を入れていく。

  • 所在地…北海道天塩郡遠別町本町3-76-68

ヨークベニマル「いわき平店」をオープン

ヨークベニマル2月22日、福島県いわき市に「ヨークベニマルいわき平店」をオープンした。イトーヨーカドー平店跡地に建設された複合商業施設「Paix Paix(ペッペ)」内への出店だ。隣接するサービス棟にはコミュニティスペースや飲食店が出店する。

  • 所在地…福島県いわき市平六町目6-2
  • 売場面積…706坪
  • 年商見込…17億円(初年度)
  • 営業時間…10時~21時
  • 駐車台数…267台(全体)
  • 従業員数…正社員19名、地元採用者81名

とりせん新コンセプトの「松原店」をオープン

とりせんは2月17日、62店舗目の「とりせん松原店」(群馬県舘林市)をオープンする。「集うみんながほっこりするお店」をデザインコンセプトに、店舗内外装と外観を一新した新コンセプト2号店だ。施設内に「おもいやり駐車場」、授乳室・ベビーシート、AEDを配備し、人にやさしい店づくりをめざした。

また、太陽光パネル発電設備を設置し、店内照明や駐車場外灯にLEDを使用。古紙・段ボールやペットボトル、牛乳パック、アルミ缶などの回収リサイクルテーション、AIによる自動清掃・除菌ロボットや抗ウイルス使用のショッピングカート、ピュアウォーターなども導入した。

  • 所在地…群馬県館林市松原3-19-4
  • 売場面積…603坪
  • 営業時間…9時~21時30分
  • 駐車台数…212台

ヤオコー「東大和清原店」をオープン

ヤオコーは2月14日、東京都東大和市の「東大和リビングテラス」内に「ヤオコー東大和清原店」をオープンした。都市計画「東大和市東京街道団地地区まちづくりプロジェクト」により、大規模都営団地の東京街道団地の建替えによって創出された用地を活用。「生活の中心」をめざし、再開発した商業施設内に出店した。

  • 所在地…東京都東大和市清原3-1-8
  • 売場面積…559坪
  • 年間売上…23億円(初年度予定)
  • 営業時間…9時~21時30分
  • 駐車台数…99台
  • 従業員数…正社員18名、パートナー・ヘルパー・アルバイト129名(延べ)

東急ストア「二子玉川ライズ店」を改装

東急ストアは2月16日、11年にオープンした「東急ストア二子玉川ライズ店」をリニューアルオープンする。今回の改装では、旬の野菜・果物、産地直送の鮮魚、銘柄豚など、高品質な生鮮食品の品揃えを充実させ、デリカ部門では、低温厨房で製造したローストビーフなど、原料にこだわったオリジナル商品をラインアップした新シリーズ「RICHDELI(リッチデリ)」、鉄板焼きメニューなど、店内製造の惣菜・弁当の品揃えを拡充。グロサリー部門では、東急線沿線のブルワリーのクラフトビールや世田谷区の地元スイーツなど、こだわりの商品を取り扱った。

  • 所在地…東京都世田谷区玉川2-21-1
  • 売場面積…327坪
  • 営業時間…10時~24時

“物流2024年問題”解決に向けて店舗への配送方式を変更

2月8日からは、物流課題の解決に向けて、店舗への配送方式を変更し、最大約8%の配送効率改善を進めていく。今回の主な取り組みは、以下のとおり。

  • 車両効率を前提とした店着時間枠の設定
    納品車両を満載にしてから各店へ配送することを前提とし、配送効率を向上させる。
  • 積載率の低い便の廃止
    納品車両の稼働率を向上させ、ドライバーの待機時間を削減する。
  • 納品車両台数の削減
    一部店舗において、加工食品に休配日を設定する。

ライフコーポレーション全生鮮部門にAI需要予測自動発注システムを順次導入

ライフコーポレーションは、生鮮部門の発注にAI需要予測による発注自動化サービス「AI-Order Foresight」の活用を決定した。4月までに全店舗で稼働させる。

「AI-Order Foresight」は、販売実績・気象情報・特売企画情報などの各種データをもとに、店舗で日々の発注数をAIで自動算出するサービスだ。作業負荷・難易度が高い業務を自動化することで従業員の経験やスキルに依存しない店舗運営や販売機会ロス・廃棄ロスの削減を実現していく。なお、日配部門には21年2月にすでに導入済みだ。

丸久祈願絵馬を奉納

丸久は2024年に祈願絵馬付きオリジナル特選おせちを販売。2月6日に、そのうち返信のあった祈願絵馬を顧客に代わって府天満宮に奉納した。

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