復帰戦のウッズは“シャンク”に呆然 「背中がけいれんした」

◇米国男子◇ザ・ジェネシス招待 初日(15日)◇リビエラCC(カリフォルニア州)◇7322yd(パー71)

ツアー通算82勝のレジェンドが、最終ホールで思わずアイアンを手放した。イーブンパーで迎えた18番。ティショットはしっかりフェアウェイを捉えたが、残り175ydの2打目が真っすぐ右に飛び出していった。

「シャンクした」と打った瞬間にクラブから手が離れ、ボールは右の林の中へ。直後は呆然とボールの行方を見つめたが、気を取り直して木の間を狙った3打目をピン左奥5mにつけるナイスリカバリー。2パットで入れてボギーで納めた。

ホールアウト後、最終ホールの2打目について聞かれると「背中がけいれんした」とコメント。昨年4月に右足首の関節を固定するための手術を受け、体の感覚は以前と異なる。足首の痛みは「少し痛いが、大丈夫」と話した。

「シャンクなんて、久しぶり」と予想外のフィニッシュ。5バーディ、6ボギーの「72」で回り、予選カットライン上の1オーバー49位でツアー復帰戦の初日を終えた。

予選ラウンドはジャスティン・トーマス、ゲーリー・ウッドランドとプレー。「一日中、2人としゃべっていた。一緒にプレーできただけでも最高だった」と10カ月ぶりのツアーを楽しみながら、まずは予選通過を目指す。(カリフォルニア州パシフィックパリセーズ/谷口愛純)

10カ月ぶりのツアー復帰(撮影/田辺安啓(JJ))
まずは、予選通過を目指す(撮影/田辺安啓(JJ))

© 株式会社ゴルフダイジェスト・オンライン